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2008年12月17日 (水)

心が洗われた1日

私の所属する労働組合では、毎年この時期に福祉施設の皆さんを招待して劇団「四季」のミュージカルを観ていただくイベントを開催している。ボーナスの時期に募金活動をして、その資金で劇団四季に来てもらうのだ。

劇団四季は、日産労連が主宰しているNPOと契約していて、準備や片付け・会場運営のサポートを組合員有志のボランティアで賄うため、低コストで質の高い劇を提供できる。私たちは、日産労連が主宰するそのシステムに参加させていただいているのである。

昨日、そのイベントが開催され、ボランティアのひとりとして参加した。

朝8:15分、まだ静かなホール玄関にボランティア約80名が集合。主催者挨拶の後、場内係、駐車場係、設営手伝いなどにわかれ作業開始。私は設営グループ、劇の小道具を設営する裏方さんのサポートである。9時作業スタート、大型トラック2台から機材を運び込み、セットアップするのだ。が、劇団の人の指示で作業するので全体は全く分からない。指示をされた作業をする。決して余分なことをしてはいけない。動かせといわれなければ機材や小道具に触ったり動かしたりしてはいけない。作業手順、機材のおき場所などすべてに裏方さんのノウハウが詰まっているのだ。

まず私はステージのシートはり、二人一組で、ビニールシートをホール床に張る。張ってしまうと、今度は待機である。呼ばれるまで手を出さない。手を出すと手順が狂ってしまう。指示ざれるまま、待機と機材運びを続ける。待機の間、裏方さんの作業を見ていると、照明の具合や会場全体の位置関係を見ながらカン?で小道具の位置決めをしていく。私は舞台背景の布貼りをしたのだが、ほんの少しのしわでもやり直し、慎重に設置していく。

12時少し前に作業終了、昼食だが、裏方さんは、なお舞台の調整をしてから休憩の様だ。

息子の年齢と変わらない若者から、同世代の方までボランティアみんなで雑談をしながら昼食。食事がうまい。

休憩もそこそこにホールへ戻りお客さんを出迎え、車椅子の方、知的障害の子供、耳の不自由な人などが、ボランティアが入ったぬいぐるみのサンタクロールとトナカイの出迎えでニコニコしながら会場入り。私の友人がやっている施設の子供たちも無事入場。

主催者の労働組合委員長「こんにちはようこそ!」で劇がはじまる。劇をやっている間が、私たちボランティアの休憩時間。劇をみるが、自分の貼った背景が、生きているように見えたのを確認すると、しばし熟睡モードへ、すぐに2時50分からの幕間休憩、舞台の掃除と模様替えだ。それが終わり劇の後半を観る(寝る?)16時、ミュージカル終了。今度は片付け。18時まで午前の作業を巻き戻すような片づけが終わり。劇団の裏方さんからお疲れ様でしたのねぎらい。みんなで拍手。

小道具ばかりに目が行き半分は寝ていたのでミュージカルの内容は覚えていないし、施設の子供たちも入場のときしか見ていない一日だったが、終わってみると心地よい疲れと、洗濯した後のような気持ちの良い状態で帰宅することが出来た。

役目柄これまで何度も劇団四季の観劇会を主催してきたが、実は現場のことを何も知らなかったことに気づく。大変な作業で足腰が痛くへとへとだが、たった1日でも同じ苦労を共有した仲間意識が生まれるし、華やかの舞台の裏側に大切なものがあることも感じた。今日のこの気持ちを忘れないように行動しようと自分に言い聞かせ帰路についた。あっという間の1日でした。今日出会ったみんな、ありがとう。

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