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2009年3月 5日 (木)

天国にはまだ遠く

eb1a81f8.jpgちょっと前に、妻と見に行った。加藤ローザがヒロインでお相手がチュートリアルの徳井。でも喜劇ではない。
自分がいやになって自殺しようとした若い女性が、睡眠薬を飲むために泊まった民宿の若い経営者の人柄と生き方に影響を受け、いつしか自殺願望は消え、命の尊さと生きることの喜びを感じていく物語。

一方の民宿の若主人は、婚約者に自殺されたことが原因で、エリートサラリーマンをやめて、山中の民宿で、世捨て人のような暮らしを始めた。民宿とはいっても、ほとんど誰も来ないところに、ふらっと現れたのが、若い女性。自殺するつもりで睡眠薬を飲んだが、32時間眠りっぱなしで、目が覚めたらおなかが減って、お釜いっぱいのご飯を平らげてしまう。というところから物語がはじまる。シリアスな中に笑いがあるたいくつしない映画だった。

私が18歳のころ、「20歳の原点」というエッセイが話題になった。高野悦子という立命館大学の学生が、学生生活に疲れ自殺してしまうまでを綴ったもの。内容は忘れてしまったが、本人が書き遺した実話なので、男の自分でも心を打たれ、彼女が通ったというジャズ喫茶に行ったことを思い出した。
今から30年と少し前のこと。授業をさぼりフォークソングを口ずさみながら、自分のダメさ加減を嘆き、死んだらどこへ行くのだろうなどと、毎日考えていたこともある。

昨年も自殺者が三万人を超えたという。死ぬほどいやだな。死にたいな。と考えることと、本当に自殺することの間には、ものすごく大きな違いがあると思う。

人間は誰でも一度は死ぬ。死なない人間はいない。どうせいつか死ぬんだから、見苦しいことがあっても、恥を描いても、借金があっても、ましてやかっこ悪いなんてことは、死んだらわからなくなってしまうんだから、あまり気にしない。いつからか、こんな考え方が自然と出来るようになってきた。

田之上さんから、「いのちの電話」の理事を引き継いでしまった。いのちの電話は、精神的に追い込まれてしまった人たちからの電話を受け、相談にのってあげるというNPO。
時間が出来たら、講習を受けて、そうした人たちの相談に乗れるよう、今から少し努力してみようか!!映画を見ながらそんなことを考える良いひとときだった。

でも、4月19日までは、そんなことは言ってられない。猪突猛進でがんばろう。

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