« 地域に顔の見える労働運動 | トップページ | うさぎとかめその2 »

2009年11月28日 (土)

うさぎとかめ

子供にはうさぎとかめの話を聞かせるのに、大人になるとどうしてうさぎになってしまうのだろう。朝、ジョギングをしながらそんな事を考えていました。

この一週間、円高ドル安が進みました。「ドバイショック」だそうです。比較的安全な円が買われたためと報道されています。円が強いということは、日本の経済は他の国よりも安全だということでしょうか?
ドバイの企業が5兆円の借金を返済できなくなりそう、ということが発端のようです。世界中の銀行が融資をし、世界中の企業がその金で事業を請け負っているということでしょうが、世界中では5秒に一人の子供が餓死しているというのに、何という社会になってしまったのでしょうか。
損をしたくない。少しでも儲けたい。人間の欲望は名誉ではなく物欲のみに向かってしまっているようです。うさぎのように・・・!うさぎは人に迷惑をかけないのでまだましかな?

大きな話はともかく、もう少しゆっくり落ち着いて社会活動、経済活動をしていかないとほとんどの人はついていけなくなる危機感があります。

先日、某幼稚園の園長さんと話をする機会がありました。発達障がいや自閉症のきざしを感じる園児が10人に1人くらいいるそうです。昔は気がつかなかったという見方もありますが、気忙しない社会が一番の問題のような気がします。
集団で暮らす基礎的な習慣を身につけるよりも知識が先になっていることもあるかも知れません。

これまで企業の中、企業の組合の中で走ってきて、その温室から一歩外に出てみると、社会は人々の共生というところから外れてしまっている部分がたくさんあることを感じます。経済活動に明け暮れてきた企業と、それを支えてきた労働組合にも、共生社会を変質させてしまった責任があると思います。

でも、すべて人間がやってきたことですから、問題があればやり直せばいいんです。日本の政治も、「事業仕分け」で、ゆっくりですが、やり直し始めました。ゆっくりでいいんです。
友愛という共生社会、物質ではなく精神的に高い文化社会を目指して、安いものをたくさん消費するのではなく、付加価値の高いものを大事に子孫まで引き継いでいく、ゆっくりとした経済、「うさぎではなくかめの経済」に転換してほしいものです。

|

« 地域に顔の見える労働運動 | トップページ | うさぎとかめその2 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/526797/46878252

この記事へのトラックバック一覧です: うさぎとかめ:

« 地域に顔の見える労働運動 | トップページ | うさぎとかめその2 »