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2010年4月10日 (土)

林業

磐田市の統計資料を見ると、林業の従事者はゼロになっています。市の北部には南アルプスのすそのが広がっており、スギやヒノキ、広葉樹の森がたくさんあります。おそらく、明治時代から昭和のはじめにかけては、林業の盛んな地域だったと想像されます。

今は、財産区という形で、地域の人たちが組合組織をつくり、山の管理をしています。しかし、職業として林業が成り立つような状況にない、というのが現実と思われます。

先日、林道整備について、豊岡支所の方とお話しする機会がありました。「木を切っても麓まで運ぶ道がなく、コストが高く採算は合わず、スギやヒノキは50年以上こまめに手を入れてやっとものになるがそんな手間暇は掛けられない」が実態のようです。財産区の皆さんが、ほぼボランティアで、間伐したり植林したりしているとのことです。また、50年以上かかるスギの木は植林のメリットが少ないので、最近は20年程度でシイタケの原木になる”こなら”の植林が多いとのことでした。

鉄とコンクリートと合板の家は何年もつのでしょう。コンクリートは30年で老朽化し50年で崩れ始めるといいます。当局からの説明を聞いていても「建設して30年になり、老朽化したので取り壊す」という話が良く出てきます。

私の実家は「今母と息子たちが住んでいますが」昭和8年に建てたものを増築と修理をしながら使っています。大工さんに聞いてもまだまだ大丈夫という返事でした。木造の建築物は手入れをしっかりすれば百年単位で持ちます。今の技術であれば燃えにくい加工も可能です。もちろん、土から育ち土に還る循環型の建築物です。

しいたけの原木を植えることも必要ですが、100年かけてスギやヒノキを育てることはもっと大事ではないでしょうか?

Photo 磐田市は、60%近くの人が、第2次産業で生計を立てています。40%が第3次産業。農業や漁業、林業で働く人は勤労者全体の0.3%に過ぎません。あまりにもバランスが崩れてしまっています。

私たちが戦後60年かけて壊してしまった、自然と共生した日本型社会を、これから50年かけてでも21世紀型の循環型社会として再生していくことが、私たちの子孫に対する責任(罪滅ぼし?)ではないでしょうか?

写真は、本日撮影した湖西連峰のスギ林です。、まだ間伐した枝や木が放置されている状態ですが、1年前と比べると確実に手入れが進んでいます。

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