民主党の党首選挙
今日は、民主党党首選挙の告示日です。OさんとKさんの一騎打ちという記事が踊っています。
国民のほとんどは、何をしているのか?景気や円高はどうするのか?という気持ちの方が強いと思います。これまでもそうだったように、誰が首相になっても変わらないんじゃないか?ということも本音ではないでしょうか。
私も、そんな気持ちを持つ一人ですが、こうした権力争いを、世論の下で堂々と行える時代になったことは、民主主義の定着には一歩前進とも言えると思います。
小学校や中学校で民主主義について、きちんと教えてもらえませんでした。最近の教育現場はわかりませんので、自分の時代を振り返ってみると、私は当時盛んだった学生運動を見て、民主主義や共産主義、社会主義や資本主義について考えるようになりました。まだ子供だったこと、高等教育を受けるようになったときには学生運動は下火になってしまったこと、技術系を目指していたことなどから、興味で勉強する程度でした。
ほとんどの人が、きちんとした民主主義の教育を受けていないと思います。そんな中で、戦後65年、政治の動きが国民一人ひとりにやっと見えるようになってきたのが、今の時代のような気がします。
日本は社会的・経済的な閉塞期に入っているため、政治に対する期待が高い分、見えるようになった政治のドタバタに落胆します。
「みんな違ってみんないい」「…人の上に人をつくらず…」そんなにりっばな人もダメな人も世の中にはいません。政治が身近になった分、期待はずれに対する落胆も大きくなります。
そろそろ政治を見ているのではなく、みんなが参加する政治、社会をみんなで創っていく方向に転換する時期がきました。参加していれば、責任の一端は参加している人全員にあります。国民が役割や責任を分担し始めた時に、日本の民主主義の方向がはっきり見えてくると思います。
そして、その時期はそんなに遠くないように思えます。民主党選挙が、思いきり戦って、そのあと勝った陣営も負けた陣営も与党も野党も一体となって、日本の将来を考えていただくことを強く望みます。
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