子どもたちの未来
昨日、たつのこ幼稚園の園長先生と、会話する機会がありました。
人格を形成する前頭葉は5歳で固まってしまう。そこまでに自然に触れたり親子や家族の中で育たないと、集中力が続かなかったり悩んだときにキレてしまったり、社会に適応出来なくなってしまう可能性がある。
というお話を伺いました。そうした意味で、「鎌田の神明宮にあるうさぎ山公園は、小さな子供が自然の中で育つための数少なくなった場所であり、守っていかなくてはならない」とおっしゃられた園長先生の思いが身にしみました。
“国破れて山河あり”という言葉がありますが、今、本当に山河はあるでしょうか?山に登ると登山道付近の枯れ木が目立つ山と下草が生い茂り全く入っていけない放置された山が目につきます。都市の郊外の様子はいわずもがなです。
私たちは高度経済成長と引き換えに、人間が生物として生長する環境を破壊してきました。最近の若者は…、学校の荒廃が…という前に、私たちがやってきたことを振り返り、祖先が何千年も守り続けてきた人間以外の自然との共生をもう一度取り戻す必要があると思います。
都市計画ではなく、都市から郊外、山・川・海を含めた全体の将来像を描くことが必要ではないでしょうか。本年の課題として考えてみたいと思います。
もちろん、うさぎ山の草刈りをしながらですが…。
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