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2012年4月13日 (金)

他力本願と自立自尊

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親鸞が始めた浄土真宗の説く他力本願とは、「わたしたち衆生の浄土往生は、すべての衆生を救済するという誓いを達成せんとする阿弥陀仏の働きによってもたらされるものであって、わたしたち凡夫のはからいには左右されない」ということ…何のこっちゃですが、さらに意訳すると、他力本願は、他人に何かやっておらうことではなく、「人間の能力には限界があることを認識しなさい…努力しても出来ないことがありますよ」ということのようです。

まさしく震災は「人間の力ではどうしようもないこと」であり、それを認識しなさいということです。その謙虚な状態から未来を創造していくことが復興の本質ということでしょうか。

自立自尊は文字通り、自分の考えで進むことです。国家に置き換えれば独立自尊…インディペンデントになります。果たして日本は戦後「独立自尊」で国家経営を進めてきたのだろうか?という反省に立ち返るべきではないだろうか?

著者の寺島実郎氏は問いかけます。東日本大震災と原発事故を経験した私たちは、他力本願と自立自尊の原点に立ち返り、東北だけでなく、日本全体の復興という将来ビジョンを自分たちで試行錯誤すべき時ではないのかと問いかけをしています。

世界を知る力…日本創世編…は、自分の心に強く問いかけます。

なお、私が寺島実郎氏を知ったのは、12年前の春闘研修会、金融経済の課題について分かりやすく解説し、するどく問題点を指摘していたことを鮮明に覚えています。また、中坊公平氏が座長を務めた「連合評価委員会」のメンバーでもあり、当時の労働運動が大企業と公務員の守られた組合であり変革が必要であることを、これも明快に指摘、連合静岡の運動方針を組合員内部中心から、非正規やパート労働者などを含めた組合に守られていない労働者全体を視野においた「地域に根差した顔の見える労働運動」へと転換するきっかけになりました。

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