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2013年8月10日 (土)

議会改革

相変わらず暑い日が続きます。そんな中、一昨日、昨日と東京方面に議会改革の視察に行ってきました。都会は、無関心層が多い反面、政治や行政に強い関心を持ち日常的に監視している市民もいる政治に厳しい地域です。したがって議会も現状に安穏と出来ず、議会改革も進んでいます。

さて、議会改革ってなんだ?ということになりますが、戦後まもなく成長が始まり、高度成長・安定成長が1990年のバブル崩壊まで続いてきました。その間、ずっと税収も増加が続いていました。

地方自治体は、市長も議員も市民の直接選挙で選ばれる二元代表制という形を取っています。市民から選ばれる市長が行政執行を行い、議会は主にそのカウンターパートとしての役割を担うという仕組みです。企業と労働組合の関係に似ています。

高度成長時代の議会は、増えた税収の配分が主な役割だったと言われます。バブル経済が崩壊し税収が停滞しますが、政府は赤字国債の発行により地方自治体の支出抑制を積極的に行いませんでした。そんな中、夕張市の破産問題などによる地方自治体の財政問題が健在化するなど、じわじわと経済停滞の影響が表れてきました。

そうした状況下、小泉政権下の三位一体改革が進められ、地方の財政縮小が実行されました。税収の配分が主な役割だった地方議会が、今度は、スクラップ&ビルドの選択を迫られたのです。

初めての経験で議会は戸惑ったようです。改革派の市長が登場し大ナタを振るう自治体が表れ、議会の存在意義が問われました。そしてリーマンショックが日本を襲いました。

現在、多くの地方議会で、税収の配分ではなく、効率的な行政を行うための事業や組織の見直しを進めるため、「議会の役割である行政のチェック機能と政策立案提言機能を発揮しなければならない。そのために市民に見える政治を進め、市民参加を推進しなければならない」という機運が高まっています。

そもそも、政治は市民のもの、そして行政は市民が必要とする公共サービスを実行するところです。

残念ながら、市民の政治への関心は低いようです。先日の参議院議員選挙には二人に一人しか投票に行っていませんでした。議会にも市民側にも問題はあると思いますが、まずは議会が努力しなければなりません。

その第一歩は、議会が行政が何をしているか?を市民に知らせることです。そのうえで、市民の皆さんの意見をお聞きすることです。そして、その意見を踏まえ、議会が議論を重ね、これからの方向を打ち出すことです。

当たり前のプロセスかも知れませんが、リーダーを求めるのではなく、多種多様な考えを持つ市民の代表である議員が議論を尽くすことが、政治の信頼を高め、未来に希望を持てる選択ではないかと思います。こうした考えで、議会改革をしっかり進めたいと思っています。皆さんのご意見をいただければ幸いです。

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