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2014年2月 4日 (火)

ベースアップと格差問題

1990年代、バブル崩壊とともに、ベアという言葉が死語のようになってしまいました。今年の春闘では、アベノミクス効果なのか、久しぶりにベアが脚光を浴びています。

しかし、マスコミ報道からは、自分が労働運動に関わっていた時代と少し内容が違うように感じます。ベアはベースアップ…物価上昇に応じて賃金も上昇させることで、緩やかなインフレを継続させる運動です。

しかし、報道では、どうも企業の業績が…といった言葉を労使が使っているため、業績の良い大企業はベアをして、中小企業はベアが出来ないので格差が広がってしまう。という論調が一般的になっています。

日本は、高度成長時代、安定成長時代を経て、1980年代には世界に類を見ない1億総中流と言われる中間層のしっかりとした社会を創ってきました。その後、バブル崩壊とグローバル経済の荒波にもまれ、デフレ時代に突入しました。格差拡大を招いたのは、このデフレ期に、グローバル企業は業績を伸ばしたに関わらず、国内産業のマスが停滞した影響が大きいのではないでしょうか?

今後、新たな成長の中で、ベアを日本全体に普及していくためには、グローバル経済における勤労者所得の向上策を、個別企業ではなく、日本全体としてどの様に進めていくか?ということを考える必要があると思います。

私たちの先輩は、春闘方式という、過年度物価上昇率を指標とした定昇・ベア込みの少し荒っぽい方法で、経済成長と勤労者賃金のバランスを取り、適度なインフレの中での経済成長と勤労者の生活を労働組合の立場から支えてきました。

現在、労働組合の組織率は20%を大きく下回る状況にあり、労働組合主導だけでは勤労者全体をカバーできないと思います。

政治の力を借りながら、今春闘の結果を労働者全体に波及させる運動を、労働界のリーダーには是非お願いしたいと思います。

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