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2014年5月13日 (火)

古代ローマの少子化問題

Photo 最近、塩野七生「ローマ人の物語」を読み返していますが、最初に読んだ時に注意していなかった新たな事実に気が付きました。

引用してみると

…ところが紀元前1世紀末のローマでは、少子傾向が顕著になったのだ。前2世紀までのローマの指導者階級では…10人もの子を産み育てるのは珍しくなかった。それがカエサルの時代には2,3人が普通になる。アウグストゥスの時代になると、結婚さえしない人々が増えた。…

何か、昭和から平成への移り変わりを思わせつ様な記述です。さらに文を追ってみると

…紀元前1世紀末のローマが、貧しく、将来に希望が持てなかったのではない。…ただ、子どもを産み育てることの他に、快適な人生の過ごし方が増えたのである。…

少子化対策として皇帝アウグストゥスが行った対策は、現代では考えられませんが「ユリウス姦通罪・婚外交渉罪法」と「ユリウス正式婚姻法」の2つの法律を同時に制定させたということです。
これは、結婚以外の姦通を犯罪とすることと合わせ、結婚をしていない独身者に税制面で不利になる他、公職に付けないなどのハンディを与えるものでした。また、皇帝は、多くの子どもや孫を持った人に表彰するなどの栄誉を与えることで、住民の啓蒙も行ったということのようです。

歴史は繰り返すと言いますが、何か、現代にも通じる真理を感じます。戦争と高度成長、豊かさの反動などが重なり合って生まれた日本の少子高齢社会ですが、長い時間軸で見れば、歴史の必然とも言えるのではないでしょうか。私たちは、自分が生まれてくる時代の環境を知ることも選ぶことも出来ません。したがって、そうした現実を受け入れることも必要、その上で、子どもや孫の時代を考え知恵を出していきたいものです。

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