専門学校
スウェーデンでは、大学に進学する人は、3割程度で、多くは専門学校で学び、企業に就職したり、商店や工務店で働くことが多いといいます。しかも、3割の内、かなりの数の人が、一度社会人として働いてから、学び直すために再入学をしているとのこと。
日本とは、かなりことなる社会慣習ですが、一人当たりGDPは、世界トップ水準であることを考えると、皆が大学を目指すという、これまでの日本式が本当に良いか?見直す時期が来ているかも知れません。
久しぶりに母校の記事を観て、これからの日本の高等教育のあり様について考えさせられます。自分は、高等専門学校で機械工学を学び、モノづくりで社会に貢献しようと考えました。20歳で働き始めて30代の半ばまでは、順調にそのための経験を積んできたのですが、その後は、労働組合…地方議員…と学校で学んだ学問や経験とは全く異なる針路を進んできました。
が、今思うと、自分が学校で学んだことは「論理的な考え方」と「人間関係のつくりかた」そして、母校の校訓だった「人柄のよい技術者になって、世のためにつくせ」ではなかったか?ということです。
家庭で何を学び、社会で何を学び、どう活かすか?その中で学校教育の役割は?人は道具を使い始めた結果、教育に頭を悩ますことになりましたが、技術の発達とともに、ますます頭を悩まさないといけないですね。
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