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2014年9月 3日 (水)

富士山世界遺産

富士山は、2016年までに富士山信仰など文化・信仰に関する全体像の整理と合わせ、登山者の規制や周辺を含めた環境保護の取り組みを明確にし進めていくことを前提に世界遺産に登録されました。

しかし、富士山のある静岡県・山梨県それぞれの考え方に違いがあることや、そもそも富士山頂は浅間神社の持ち物であることなどから、利害関係の調整に四苦八苦している現状があるということです。

Photoとかく、弾丸登山や入山料などの話題や周辺観光の紹介などしか報道されないため、世界遺産の背景については、あまり深く考える機会がありませんでしたが、野口健氏の「世界遺産にされて富士山は泣いている」という、やや挑発的な一冊は、日本人として観光と自然環境に向き合う姿勢をあらためて考えさせられるものでした。

また、野口健氏は、リーダーシップについてもコメントしています。小笠原諸島と熊野古道の世界遺産登録に尽力された、当時の石原都知事と北川三重県知事の、「観光ではなく文化や自然環境の保存を優先しよう」という強い意志と行動を取り上げ、リーダー不在の富士山世界遺産の取り組みに警鐘を鳴らしています。

そもそも、富士山の清掃登山を始めた野口氏ですから、富士山への思いは人一倍だと思います。私も山を愛する人たちの端くれですので、その気持ちを推し量ることは出来ます。

世界遺産は「文化や自然環境を保護するために設けられている。したがって観光は制限されるのはあたりまえ」なのです。しかし、富士五湖をはじめとして、多くの人々が観光で生活を営んでいます。性急に事を運ぶべきではありません。

2016年の勧告が、どの様な内容になるかは分かりませんが、それにこだわらず、みんなが愛する富士山を、時間を掛けて歴史と現在の生活と自然環境のバランスを取るための方策を見出したいものです。…これは富士山だけでなく、すべての活動に言えますね。

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コメント

富士山の見えない静岡県に暮らす者にとって富士山への思いは多いです。
40歳代のころは山梨県側の「富士登山競争」に参加していました。
50歳代になり、富士山頂の完走は難しくなったので、田子の浦港から富士山頂を往復するマラニック
「富士山頂往復マラニック」に参加するようになりました。
このマラニックは、13年間続いています。
今では地元の人がボランティアで給食・給水してくれる人がいます。
道路や登山道を走ったり歩いたりして思うことは
譲り合いが大事だと思います。
お互い様。

投稿: 新間 | 2014年10月 4日 (土) 11時24分

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