階段を上るように
先週、幼稚園・小学校・中学校の卒園式・卒業式に参列させていただきました。声を張り上げて歌う幼稚園児、自分の将来の夢を自慢げに話す小学6年生、式辞や挨拶を静かに聴き最後の合唱で、それぞれのパートを正確に歌い上げる中学3年生。
幼稚園、小学校、中学校それぞれの学び舎で、階段を上るように成長してきた子どもたちの姿を感じました。人間の成長は、生まれてから寝返りをうち、はいはいを覚え、立ち上がり、歩き始める、という段階がありますが、孫の様子を観ていると、寝返りできずに一生懸命体をそらしている状態がしばらく続き、ある日突然寝返りしていた…、というように、見えない努力を積み重ねた結果、ある日突然、その結果が現れるというように感じます。坂を上るのではなく、階段を上るような成長と言えます。
私たちはみんな目標を定めそれに向かって努力しますが、大体の場合は、結果が伴わないため途中であきらめてしまいます。しかし、子供の成長を観ていると、長い踊り場があったとしても、必ず次の成長へと階段を上り始めています。
人は死ぬまで成長を続けると言われます。年をとってもあきらめず、身近な目標に向けてコツコツと努力する姿勢が大切ではないでしょうか。
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