行政改革

2012年1月17日 (火)

草莽塾

2012 草莽(そうもう)とは、孟子が原点で、吉田松陰が、志を持った在野の人々こそが日本の変革を担う原動力になるという言葉により、若者の決起を促した「草莽崛起」が現在に伝わり、志ある若者をさす言葉として使われているようです。

磐田市では、「草莽塾」と銘打ち、若い職員による政策形成能力向上研修を行っています。今日は、その研修成果の発表会があり、案内をいただいたので、様子を見させていただきました。

内容は、企業でいう業務小集団活動とビジネススクールの中間的なものといった感じで、グループで磐田市の課題改善をテーマに事業計画を立てるものです。2012_3

「予防ではじまる健康づくり」と「有機農業推進のまち いわた」の2グループの発表を聴くことが出来ました。

「予防で始まる健康づくり」は、今後、地方自治体に大きなインパクトとなる医療費抑制のための健康づくりをテーマに、「有機農業推進のまち いわた」は、増え続ける耕作放棄地と農業の後継者育成をテーマにしており、両グループともに課題改善だけでなく、分析と政策の組み立てがしっかりとしている立派な報告でした。

そして、最も良かった点は、10年先の磐田を視野に置いているところです。閉塞感の時代と言われていますが、頼もしい若者の姿を観ることが出来、良い時間を過ごせました。

草莽塾が「草莽崛起」につながるよう期待します。

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2011年5月30日 (月)

地方自治体の財政事情

大和田一紘先生というNPO法人多摩住民自治研究所で、地方自治を研究されている方がいらっしゃいます。

Sany0002 しばらく前に議会事務局からいただいた研修案内の中に、この市町村財政分析がありました。以前から、きちんと自治体の財政を勉強しようと思っていたので、内容も確かめずに申し込んだのが、昨日・今日の研修。

Sany0004 演習が多く、久しぶりに集中できた内容でした。その中でも次の2点が頭に強く残りました。ひとつは「財政は単年度ではだめ、25年分分析しなさい」もうひとつは「人口は減るんだから、増えると思っていた過去の開発型ではだめ」というものです。

自分でも意識していたことなので、具体的に数値を使って説明を受けると「腹に落ちる」感覚で頭の中に入ってきました。

Img1 磐田市の実際の財務諸表を用意していったので、ほんのさわりしか演習しなかった割には、課題が明確になりました。

磐田市も、もうしばらくは緊縮財政を続け、家計でいえばローン負担を減らす努力が必要です。その上で、投資出来る状況になった暁には、福祉と公共施設のスクラップアンドビルドに重点を置く計画作りが大切ではないでしょうか?

研修で覚えたことを実践しながら、具体的に課題整理をしていこうと思います。

なお、党派を問わず問題意識の高い地方議員の皆さんと、わずかですが会話出来、何人かと名刺交換できたことも大きな収穫でした。

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2010年6月22日 (火)

磐田市の事業仕分け

昨日、21日の一般質問が無事終了。まちづくりでは今一の答弁でしたが、障害者雇用、行政改革では、ある程度突っ込んだ答弁があり、まずまずの成果と自分では評価しています。

H226 行政改革については、新聞の見出しになりました。市長の「事業仕分けをする」という答弁に記者が反応したようです。
平成22年度予算が、構造転換の第一歩と思っていたので、市長としてさらなる行財政改革への決意をしてもらいたいというのが、私の趣旨でした。そこについては、行政の基本を示され、それに向けて従来の概念や事業展開を根本的に見直す決意を述べられました。
その一例として、事業仕分けの手法も採用することを答弁されたということです。

障害者雇用では、市役所としても障害福祉部門だけでなく、全庁よこどおしで、支援策の検討を始めたことについて紹介がありました。

まちづくりでは、具体的な答弁はありませんでしたが、中心市街地活性化の難しさを率直に語り、そのために知恵を絞る必要性について熱く語られました。市民がそれに反応することを期待したいと思います。

詳細は、近日中に市議会レポートで報告します。

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2010年5月27日 (木)

変えよう磐田

豊田北公民館で「いっしょに学ぼう会」という地域福祉を学ぶ会があり、参加させていただきました。

内容は、4月から組織が変更になったことで、市民の窓口相談はどうなるか?ということを、事例をあげて理解するための講座。

地区の自治会役員さんや民生委員さんの勉強会といった集まりなので、やや場違いかな?と思いながら会場に入ると、進行役の方と眼が合い一番前の席へ、じっとしていたのですが最後のご意見感想は?というところで指名をされ、一言感想を話すことに…。しっかり目立ってしまいました。議員としてはラッキーなのかも知れませんが、密かに勉強しにきたつもりの自分としては想定外でした。

Photo 中身ですが、窓口対応の事例を、寸劇で体験しながら学ぶという形式なので、「支所の福祉サービス窓口」「社協」「地域包括センター」「専門の相談員」それぞれの役割が良く分かる「市民本位の講座」でした。

とりわけ、窓口の一本化と言う意識、市民の立場に立って、役所の中でたらいまわしにされるような事のない、最初に話を聞いた人が責任を持って専門の相談員のところまでつなげていくという考え方が徹底していることをうれしく思いました。

総合相談窓口という考え方と、支所で相談が完結できるよう、地域包括センター、社会福祉協議会、市役所の市民窓口を同じ場所に置いた組織変更が機能し始めたのです。

企業であれ行政であれ、笛吹けど踊らずというのが、最近の風潮ですが、磐田市は違います。

変えよう磐田という市長の掛け声が、市民第一、現場第一、行動第一の行動指針が、着実に現場へ浸透しつつあることを実感した講座でした。市民の反応が楽しみです。

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2010年1月14日 (木)

これからの議会

「地方から国を変える」にコメントをいただきました。議員はあくまでも行政と地域のパイプ役であると。ありがとうございます。
原点ですね。労働組合は職場が原点で20年やってきました。市民の生活が行政の原点です。そこが肝心要です。

Photo さて昨日、菊川市議会に勉強をさせていただきに行きました。菊川市は議員の皆さんで「議会基本条例」という議員が何をすべきかを条例(市の法律)にしました。
議会は機関として市民の声を広く聞き、その意見を基に市が何をすべきかを議論し、行政に提案する。もちろん、現在の行政をチェックする。ということを、丁寧にその手法も含めて条例として定めたものです。1年間に34回の打ち合わせをして反対もあったが、際どい賛成多数で可決したとのことです。

ポイントは、「議員全員で、行政の実態を報告し、市民の声を聞く」「その意見を基に、政策討論会を開き、市民の声を政策にする」というものです。それがスムーズに行えるよう、様々な仕組みや議員としてのあるべき行動などが記載してあります。
市民の声を聞く会を、議会報告会と言いますが、議会で決定した予算について、議員が分担をして、自分の出身地域以外の地区で報告会を開催し意見を聞いた体験談を話していただきました。

後援会の皆さんとは違い、率直な意見や要望、批判もいただくため、緊張もするし、答弁に詰まることも多いとのことでした。しかし、視野が広がるし、自然と市全体のことを考えるようになるともお話されていました。

また、行政の担当者ではないので、知らないことも多く、詳細な説明が出来ない部分もあったようですが、市民の方からそれを問題視されることはなく、議員が自分の後援会を離れ、分担して市民全体に報告をし意見を聴く態度について高い評価をいただいたという感触とお聞きしました。

いずれにしても、まずは議員の原点、「市民に情報を提供し意見をいただく」これがどこまでしっかり出来るか、行政改革も議会改革も、ましてや地域の活性化はそこから始まります。報告と意見収集では、どの議員にも負けないという心構えで行動したいと思います。

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2010年1月11日 (月)

地方から国を変える

今日の日経新聞に次のような記事が載っていました。

地方自治法を抜本改正 総務省、議員を行政要職に

 総務省は地方議会のあり方を見直すなど地方自治法を抜本改正する。都道府県や市町村の首長が議員を在職のまま副知事や副市長、各部局のトップに起用できるようにする。地方議会の多くは無所属の首長を与野党相乗りで支える総与党化で本来のチェック機能が働かず、存在感が薄れている。議員を政策決定や執行に参加させることなどで議会を活性化し、民主党が掲げる「地域主権」の実現に向けた基盤を整備する。今月下旬に発足する「地方行財政検討会議」で議論し、2011年の通常国会に関連法案を提出したい考えだ。

 現行の地方自治制度は首長と議員がそれぞれ住民の直接選挙で選ばれる「二元代表制」。首長と議会はほぼ同等の権限を持つが、議会は審議の形骸化で多様な民意の反映や執行機関の監視などの役割を十分果たせていないのが実情だ。

ちょっと難しいけれど、地方議会が十分に機能していないのは確かだと思います。問題点はいくつかあると思いますが、過去、議員が自治会単位で選ばれてきた経緯から、地域代表的な役割意識が強く、自治体の全体最適を考え政策の優先順位を議会組織としてつける機能が希薄に思うことがひとつです。議員一人ひとりはしっかりやっていても、組織としての機能が不十分であることが問題の要因と思います。
二つ目は、議員同士の議論がほとんどないこと、少なくとも今までの経験から、議員同士が会派を超えて政策についての議論を交わす経験をしたことがありません。議員は市長や当局に対し質問や質疑はするが、討論は賛成意見、反対意見を一方的に宣言する形式になっています。

こうした議会の基本的な仕組みは、これまでの成長を前提とし、予算規模がかならず大きくなるような社会であれば機能していたんだと思います。しかし、スクラップアンドビルドをしなければ、市民の利害調整が出来ない時代です。
地方分権ということとは別にしても、地方議会の仕組みを見直す必要性を感じます。

新聞記事のように執行権を与えることも一つの方法だと思います。が、その前に、政策について議員間の議論をちゃんと行えるような仕組みにすることが先決のようにも思います。

今年は、議会改革の議論もしていく予定になっているので、こんなことも念頭に置いて、しっかりと勉強をしていきたいと思います。

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2009年7月29日 (水)

無駄遣い

民主党は、子ども手当や高速道路無料化の財源を、無駄遣いをやめてねん出するという言い方をしています。

無駄遣いがあるのであれば止めて欲しいのですが、本当に自民党は「無駄遣い」と思って今の予算を組んでいるのでしょうか?

古代ローマ帝国の基礎を創ったユリウス・カエサルは、「政策を実行する時には、誰もが良かれと思って実行している」と言っています。14兆円の借金でやっている追加経済対策も、検討不十分とは思いますが、無駄ではないでしょう。

民主党には、国民の過半数以上の支持を集めて政権を担当し、お金の使い方を国会議員が決めるシステムをつくってもらいたいと思います。そうすれば次に別の政党が政権を担当しても、政治がお金の使い方を決めるシステムは変わりません。
国民主権の政治、言い換えれば民主主義がやっと始まるのです。

官僚が「お金の使い方は国会議員に決めてもらおう」と思える、国民はもちろん、官僚から信頼される国会議員であって欲しいと思います。

是非、「民主党はお金の使い方を変える」具体的に○▽と□×にお金を使うのはやめて、子ども手当と高速道路の無料化に使うと言ってほしい。これまで、自民党を応援していた人に、民主党を応援してもらうのですから、過去の否定はやめて、現在の課題と将来のビジョンを明らかにし、そのための変革が何かを示すべきだと思います。

民主党がんばれ!!

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2009年7月15日 (水)

行財政改革進行管理委員会

磐田市の行政改革のアドバイザーシステムは、審議会ではなく進行管理委員会といいます。私も不勉強で、本日初めて知りました。

メンバーは、「大学学長」「研究機関元理事長」「商工会議所会頭」「金融機関役員」「民間企業役員」「税理士」「労働組合代表」「自治会代表」「男女共同参画センター代表」「県職員」です。

過去、どの様な雰囲気だったかわかりませんが、委員から質問や意見がたくさん出され、活発な会議という印象です。

ただ、委員会の役割として、「市の検討状況を報告して意見をもらう」と言うような位置づけと思いますので、委員の方は消化不良、行政の担当者はプレゼンをどう切り抜けるか?といった側面もあるように感じました。

今後は、諮問をし答申を受ける形の委員会をあらためて立ち上げるようです。これまでの経過は、しっかり整理してもらい、次の諮問に期待するとともに、議会としても、そこに魂が入るような協力をしていきたいと思います。

磐田市行財政改革進行管理委員会は、本日、7月15日、13時30分から、21年度の第1回が開催されました。市民に対し公開会議なので、ホームページなどで、報告がされると思います。是非、意識しておいていただければ幸いです。

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2009年6月22日 (月)

お金の使い方

お金の使い方を大きく変えよう。箱ものはやめて、将来の安心、すなわち将来を託す子供のため、老後の安心のため、医療の信頼回復のため・・・。どこかで聞いたフレーズと思ったら、実は、渡部市長の話を聞いて、自分の政策と照らし合わせ、アレンジした私の選挙演説の内容と酷似していました。

もちろん、川勝平太県知事候補の話と自分の話は比べられないほど、川勝候補の演説には説得力がありますが・・・。
結構うれしかったというのが実感です。応援演説をした民主党の藤本参議院議員も蓮舫議員も、同様の話をしていました。自分の考えていることと、国会議員や県知事になろうとしている人たちの考えていることが、同様の内容ということで、自分の考えに自信がつきました。
「お金は、将来の安心のために使わなければいけません。今は少し我慢しましょう。」

なお、応援演説や司会で活躍している総支部長の小山さんの演説も磨きがかかりGOODです。こういう人たちが、早く国政を担うようになって欲しいものです。

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2009年6月18日 (木)

大切なもの

ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)が、良く使った言葉に、「どんな政策も、最初は、誰もが良かれと思って決断をしている。」というものがあります。市民のためにならないと思って政策を実行する市長はいません。

しかし、十人十色、市長と同じ考えを持つ人もいれば、全く違う観点でものを考える人たちもいます。どちらが正しいということではなく、どちらを選択したかでしかありません。また、うまくいくかどうかも、神のみぞ知るです。

過去を変えることは出来ませんから、過去の決断のプロセスを踏まえながら、現状に照らし合わせて、再度決断しなおすことが大切です。

今日の議会では、既に前期の議会で予算が決まっている「ららぽーと磐田」に設置する、市の観光と市民サービスの出先機関の運用条例の可否、および市長・副市長・教育長の給料減額の質疑が行われました。

ららぽーと磐田の出先機関は、既に設置は承認がされているものです。運用をどの様にするかはやってみないと分からない点が多い。私は、やってみて問題があれば、出来るだけ早く対応する。撤退が必要ならその決断も素早く行う。という対応が重要と思います。

前期の議会で議論し出した結論ですから、知恵を絞ってまずはしっかり運営することが大事と判断し賛成しました。

市長の給料減額は、これからの施策です。市長が何を思い、職員・市民・議員に何をメッセージとするために、この施策を行うのか?

市長は、減額した給料の差額が、他の用途に使えるといった実務的なことは全く考えておらず、減額するという行為が、危機感や緊張感を生むことを期待していると感じました。

カエサルの言葉は、施策の善し悪しではなく、実行するリーダーの姿勢と覚悟が大事だと言ってるように思います。組織内外の関係する人たちが、良しやろうという気持ちになるかどうか。が将来の成否を決めるのだと思います。

今日の質疑で、市長の覚悟は伝わってきました。後は、私たち議員も含めた関係する組織のメンバーにどれだけの覚悟が出来るかです。

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