安全・防災

2015年2月 8日 (日)

近助の精神と地域連携・支えあい

Photo昨日は恒例の防災講演会がありました。本年は、TVにも良く出演されている防災アドバイザーの山村武彦氏の話、専門的?という先入観がありましたが、内容は分かりやすく実践的なものでした。概要を記載しておきたいと思います。

進入禁止のマークはNOを記号化したもの、意味が分かっていればすぐ目に浮かぶ。すなわち、理解できるように伝えないと覚えない。女は弱し、されど母は強し、子どもを守る母は強い、守るべきものがはっきりすれば強くなれるのである。

マニュアルを観ないで対応できるのが危機管理。何を守るか?命・心・時(タイミング)である。「被害者にならず、加害者にならず、傍観者にならず」

まず逃げる防災、そして安全な場所に住む(する)防災。広島の安佐地区では、行政の支援を貰わず、自主避難用サイレンを130万円で設置。そうでなくとも消防団のサイレンを活用すべき。分かり難い防災放送でなく分かりやすいサイレンが良い。

白馬の軌跡…自助、近助、共助で犠牲者ゼロだった。田老の堤防は10メートル、18メートルの津波に効果なかったという報道はまちがい。そもそも、津波の衝撃をやわらげ逃げる時間を稼ぐために作ったのである。こうしたことをみんなで共有して心の堤防を高くするのだ。

経験の逆機能…たかが50年の経験、とらわれてはいけない。陸前高田にはチリ地震の時に襲った4mの津波高さの看板が至る所にあった。これは一見良いように見えるが、これにとらわれ、多くの人が犠牲になった。ハザードマップはあてにならない。しかし、参考になるのだ。持ち出すものは命だけである。

危機状態になると人は「茫然自失になる」…落ち着いて行動できるのは10%、取り乱すのが15%、残りの75%は茫然自失…これを凍りつき症候群と呼ぶ。これは、予期せぬ状況が発生した場合、バイアスがかかるからである。バイアスは先入観を取り去ることで解消できる。大声で叫ぶのだ「逃げろ!」と…。また、経験にとらわれないよう(参考にするだけ)自問自称することが必要である。

悲観的に準備し、楽観的に生活する。時に人はこの逆の生き方をしてしまう。震度6強の地震と15mの津波に備えるのだ。備えは、まず安全ゾーンで命を守ることだ。地震の場合、安全ゾーンは玄関、倒れるものがなく柱が多い。ビルに居たら階段にいることだ。これならすぐに動ける。

火が出たら…まず大声で知らせる、消す、助ける、逃げるである。知らせるには、命の笛が良い。知らせて、近助で助け合うことが人命を守る行動である。

最後に、行政は、こうした近助・共助が発揮できる仕組みを作ることなのだ。

災害から身を守るのは自分自身、当たり前ですが、日常の生活の中でも、ともすると人のせいにする場面がいかに多いことか!防災の講演でしたが生き方を教えられました。

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2014年11月25日 (火)

白馬村の避難体制

長野県で発生した地震で、たくさんの家屋が倒壊、多くの方がけがをされました。とりわけ白馬村は、何回か家族で宿泊した身近に感じるところ。少し遅くなりましたが、心よりお見舞い申し上げます。

さて、そんな白馬村ですが、昨日のTV報道で、避難体制の充実について解説をされていました。報道では、血縁の強い地域で、今でも昔ながらの地域の付き合いが残っている…といったコメントもされていました。
が、生活様式が変化したり観光化が進んだ中で、白馬村の人たちも苦労しながら「万が一のための仕組み」を作ってきたように思います。

Photoその仕組みは、
1.29の行政区に区長を置く。区長の補佐として伍長がおり、隣保の世話役にあたる組長との連携を図る。
2.住宅地図に、1.の役職についている人の内や要援護者などをマーキングして、誰が援護するか?日常的な見守りをするかが、目で見て分かるようにする。
というものです。

Photo_2比較的単純ですが、とかくプライバシーの尊重や個人情報保護が強く主張される状況の中で、個々の世帯の事情を地域で共有し助け合う仕組みを作られたことは、相当な議論と努力の積み重ねがあったものと想像します。

報道では、こうした仕組みが、建物の倒壊のひどさに対し、人的被害がこの程度で収まった理由のひとつではないか?という解説をされていました。

こうした仕組みは、自然災害だけでなく、火災や防犯上も活きてくると思います。地域包括ケアシステムの一環として、地域の助け合いを今一度よく考えてみる必要がありそうです。

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2014年11月 6日 (木)

緊急消防援助隊の関東ブロック合同訓練

Dscn3476_800x600昨日、県ごとに組織された緊急消防援助隊の関東ブロック合同訓練が行われ、見学をしました。午前中、関東ブロックの各県から消防車に乗った消防隊員が、浜松市のトビオと磐田市の今之浦に集結し、35カ所の訓練場所に分散して訓練を行うものです。

南海トラフ巨大地震が発生したという想定のもと、大規模火災の消火や津波、土砂崩れなどによる被害の救助活動が主な訓練内容です。Dscn3500_800x600

その中で、ブリジストン磐田工場で行われた大規模火災の訓練を見学することが出来ました。ヘリによる消火や遠い水源からの水の搬送訓練など、普段は見られない訓練が観られ、貴重な体験になりました。消防隊の皆さん、ありがとうございます。

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2014年5月21日 (水)

自転車マナーキャンペーン

Photo昨日、20日は県下一斉の自転車運転マナーのキャンペーンでした。中高生の登校時間に合わせて、学校の先生・生徒会と地域の交通安全会が一緒に街頭に立ち指導を行う…ということですが、実際は、交差点などで、あいさつをしながらキャンペーン中であることをアピールするという立哨活動です。

マナーは?結構一列にちゃんと並んで走っている子どもたちが多く、挨拶もまずまずです。自分の中・高時代と比べても、まじめに交通規則を守っていると感じました。(もちろん危ない運転の子どももいましたが、少数です)

しかし、交通量が多く道路整備が不十分ということについては、残念ながらがっかりでした。見付の権現町交差点でしたが、自転車は車道を左側通行…といいますが、路側帯は狭く、歩道は入り組んでいて、歩行者と自転車に配慮した道路とはとても言えません。

自動車が走る道路は整備され、走りやすくなりました。今後は、歩く道、自転車で走る道を整備して、移動ではなく日常生活が安全で快適になるような、「道」にしていくことも大事な視点ではないでしょうか?

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2014年4月 9日 (水)

春の交通安全運動

Dscn2766_800x600 本年度も春の交通安全運動が始まりました。ここ10年以上、減少傾向を続けていた交通事故で亡くなった方が、昨年は県内・磐田ともに増加しました。とりわけ、高齢の方の事故が増えています。是非、気を付けていただきたいと思います。当たり前ですが①横断歩道を気を付けて渡ること②夕方、早朝は光るものを付けて、明るい服装で…。

なお、写真は4月7日、見付地区社協のあいさつ運動と一緒に交通安全キャンペーンを実施しました。あいさつは犯罪防止にもなります。安全で元気なまちを創っていきたいですね。

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2014年3月11日 (火)

安心の担保

Dscn2638_800x600 基礎自治体の基本的な役割は、上下水道の整備、ごみの処理などのライフラインの整備、そして消防です。日頃は、なかなか気が付きませんが、災害時などには、その必要性を身に染みて感じます。

さて、磐田市では約20年間使い続けたはしご消防車を買い替えることになりました。昨日は、そのお披露目式があり、所管の総務委員長を仰せつかっている小生もお招きをいただき、出席してきました。

式典は10分足らずで、すぐにはしご車のデモが行われ、見学に来ていた近くの子どもたちも大喜びでした。Dscn2636_800x600

はしご車の値段は一式1億6,000万円、安心・安全の担保にはお金がかかります。地方都市のこの磐田市にも、高層マンションが増えてきました。昨今の台風被害などで、水難救助の必要性も高まっています。高いところだけでなく、川や池などへはしごを伸ばして人命救助をすることが出来る、このはしご車が、市民の安心につながることを期待したいと思います。

消防訓練はしっかりやっても、火事や救助には、このはしご車が一度も出動しなくて良い、安心・安全なまちづくりを進めていくことが大事ですね…

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2013年9月 6日 (金)

高齢者の交通事故

今年になって高齢者の死亡事故が増えています。静岡県の交通事故死者数は9月4日現在で117件、昨年の103件に比べ約1割の増加です。そのうち66件が65歳以上の高齢者。高齢者の比率が増えたといっても残念な数字です。

さて、磐田市でも昨年の同時期に比べ、3件から4件と交通事故のでなくなった方は増えています。4人の内3人が高齢者、それも75歳以上で、そのうち2人は、横断歩道以外の場所で道を渡ろうとして事故にあっています。

交通安全会の手伝いをするようになって、道路や交通マナーについて自分も注意するようになり、また周囲の状況も気にするようになりました。カーブミラー、歩道、安全帯、標識、信号機などのインフラ整備も、まだまだ必要かもしれませんが、最近は、交通事故から身を守るという個々人の意識と行動が一番重要と感じています。
Photo私の父がそうでしたが、年齢とともに注意力が衰えてくるのを目の当たりにしてきました。幸い、免許証も返納したため、車の運転は大丈夫ですが、ふらふら歩いて事故にあわないかという心配はこれからも続きます。

このブログを観る方には、そんなに高齢の方はいらっしゃらないと思いますが、お父さんお母さん、お爺ちゃんおばあちゃんに、気を付けるよう、是非、声を掛けていただければと思います。

これから秋になり、日が短くなります。夕暮れ時は人影が見にくい上、通勤時間帯と重なり、特に注意が必要です。気を付けて運転し、歩くときは反射材を付けたり、懐中電灯を持って、自己防衛をするよう、意識したいものです。

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2013年8月30日 (金)

磐田市消防団壮行会

昨日、29日の19:45から、磐周支部の代表として静岡県消防操法大会に出場する消防隊員5名の壮行会が行われました。

県の消防操法大会は2年に一回、静岡県の各地区の代表が集まり、訓練の成果を競い合うものです。2年に一回、それも5名の代表ですから、非常に狭き門ですね。

Dscn1782_800x600壮行会の式が一通り行われた後、大会で行う操法が披露されました。掛け声とともに、小型ポンプを操作して的に向かって放水するその動きは、きびきびとしていて頼もしいものでした。今の社会で、集団訓練を体験する機会は少なく、消防団は、組織の中での役割の認識や精神的な成長にも役立っていると思います。是非、大会で頑張ください。

Dscn1789_800x600今の消防団員は、ほとんどが勤め人なので、仕事が始まる早朝、仕事が終わってからの夜の訓練がほとんどとのことです。また、訓練の打ち上げなどもずいぶん質素になったとのこと…。地域の安全のために、自分の時間を割いて頑張っていただいている消防団の皆さんにあらためて感謝したいと思います。

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2013年7月 1日 (月)

太平洋自転車道路

Photo日曜日、体力づくりを兼ねて、遠州灘の自転車道路を竜洋から福田まで走ってみました。思いの外距離があり、完走は出来ませんでしたが、竜洋の海浜公園から福田の工業団地までを往復してきました。

Photo_2写真は、「竜洋海浜公園前の6mの堤防と側道を走る自転車道」「スズキテストコース前」「鮫島から福田にかけて」です。

1磐田市では近隣市と合同で、南海トラフ巨大地震に備え、この自転車道のかさ上げによる堤防の補強を、県に要望しています。走ってみて、場所によって、堤防の作りや防風林の幅の違いが良くわかりました。

東北では、頑丈そうな堤防が、津波によって簡単に壊されているので、自然の地形を有効に使って、奥行きのある頑丈な堤防にすることが必要と思います。県には、是非、しっかりとした対策をお願いしたいと思います。

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2013年3月12日 (火)

震災から

昨日3.11、東日本大震災から2年、復興までには、まだまだ時間が掛かりそうです。そういえば、阪神淡路団震災からは18年、だいぶ記憶が薄れてきていますが1995年1月17日でした。

日本は地震が多い土地柄とはいえ、大きな地震や津波への備えの重要さを身に染みて感じるようになりました。阪神の時に、家具の固定や水と非常食の備えなど、自分の身を守るための準備が強く叫ばれたにもかかわらず、2年前の東日本大震災発生の前に、こうした対策をしっかり行っていた家庭がどのくらいあったでしょうか?

2年がたち、南海トラフ巨大地震の予測がある程度現実的になってきたこともあり、市民も少しづつ落ち着いて防災を考えられるようになってきたように感じます。

津波避難タワーも、現在考えられる想定を基に準備され、避難訓練も定期的に行われています。遠州灘堤防も、全域で調査が始まっています。

こうした備えを今の世代だけではなく、子から孫へと継承していくことが大事ではないでしょうか?岩手県の山田町に、津波から身を守る教訓として、「ここから下流に家を建てるべからず」という石碑がありました。なのに…

被災で亡くなられた方々のご冥福と、しっかりとした復興が着実に進むようお祈りします。

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