病院・医療

2013年10月 9日 (水)

医師不足

病院の医師不足が問題視されて以降、なかなか根本的な解決に向かっていないようです。磐田病院は、浜松医大との連携がうまくいっていることなどから、常時十数人の研修医が研究を行い、そのうちの多くが、磐田病院に従事しているということです。

Photo昨日の夕刊に富士宮病院の記事が載っていました。医大の医師が足りないため、富士宮病院の医師を引き揚げるというものです。こうしたことが日常的に行われるとしたら、大学病院以外の総合病院は、いつも不安定要素を抱えていることになります。

医師不足の本当の原因はどこにあるのでしょうか?磐田病院が今のところ順調だとしても、将来のことを考えると、その原因をしっかりと把握しておく必要がありそうです。地域の課題は尽きませんね。

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2013年6月19日 (水)

磐田病院

静岡知事選挙の投票率は、史上2番目に低い49%でした。政治が身近ではないということでしょうか?政治の一端を担うひとりとして責任を感じます。市民・国民一人ひとりが関心を持つためには、一人ひとりが政治を体験し「参加してよかった」と思うことが必要と感じます。

そのためにも、私たち議員が、市民が政治に参加する機会をつくっていかなければなりません。言うは易し…ですが、磐田市議会には、そうした議員の仲間がたくさんいますので、協力して政治への関心を高める努力をしていきたいと思います。

さて、磐田病院です。この6月定例会に「職員定員を780人から880人に増やす」という議案が市長から提出されました。

磐田病院は、市立病院ですから、経営に関しては市の責任となります。行政は人件費管理ではなく、職員定数管理を行っていますので、病院が新たに職員を増やすためには、市議会の議決が必要になります。

磐田病院の経営はどうか?簡単に言えば、救急医療を除く経常収支はトントンといったところです。救急医療は市の税金を投入し、建物や設備は公共投に近い扱いになっています。(実際にはもっと複雑ですので、必要であれば市のホームページを参照か、小職に質問してください)それでも公立病院の中ではトップクラスの経営状況にあります。
医療の面では、医師数や専門医療の状況は、県でも高いレベルにあり、年々、患者数が増え続けている状態です。

こうした中、高齢社会の中で、増える医療ニーズへの対応と高度医療への医師・看護師の重点配置による医療収入の増加を見込み、3か年計画で職員体制を780人から880人に持っていき、経営面、医療面両方の改善を図ることが目的の今回の職員増員の提案です。

13日に開かれた総務委員会では、多くの質疑が出され、病院側との活発なやりとりの結果、全会一致で可決されました。この結果をもって20日の本会議で総務委員以外の議員も含めた採決が行われます。

磐田病院は、個人病院や診療所では処置が難しい病気やけがを手術や専門医療で直すことが役割となっている急性期病院です。高齢化社会に対応するため、現在の医療は、町のお医者さん(かかりつけ医)⇒急性期病院⇒リハビリ病院やかかりつけ医 という流れを推進しています。磐田病院に直接かかると高い料金を払わなければならないのは、そうした医療の分担制度があるためです。

市民の皆さんも、ぜひ、かかりつけ医を持って、日常の医療と万が一の磐田病院を使い分けていただき、健康な生活を送ってください。不明点は問い合わせいただければ、即回答、といかないまでも、しっかりお答えさせていただきます。

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2012年9月17日 (月)

地域医療シンポジウム

医師不足の状況に至って以降、地域医療連携という考え方を厚生労働省が提唱し、各地で進められるようになりました。今日は、ワークピア磐田で、地域医療シンポジウムinいわたが開催され、聴講にいってきました。

目指す姿は、「家庭医」という小児科から産婦人科まで幅広く日常の医療に関わる「かかりつけ医」を育成し、「家庭医」である開業医と「専門医集団」総合病院と連携して、患者の利便性と、医療の効率を両立させていこうというものと思います。

主催は、袋井市のNPO法人ブライツ、掛川市のfan地域医療をはぐくむ会、森町病院友の会の共催、残念ながら磐田市には地域医療を考える市民団体はありませんが、子育てや教育関係などのNPOの皆さんがたくさん聴講に来ていました。

内容は、森町家庭医療クリニックの佐野潔所長の基調講演と磐田市民病院、医師会、NPOの代表によるパネルディスカッションでした。

Dscn0516_800x600中でも、佐野所長の内容が濃くウェットもあり、久しぶりに引き込まれる講演でした。「家庭医」といっても開業医の診療科がやや幅広くなったようなものと思っていましたが、現在育成している開業医は、小児科・産婦人科・外科そして精神科など、私たちがかかる病気の85%~90%を網羅し、出産のライフステージを子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで、家族全体の日常を医療の立場から支援するものです。

森町家庭医療クリニックは実践研修施設で、実際に診療をしながら家庭医としてのスキルを身につける病院とのことです。磐田市民病院は、家庭医が出来ない10%~15%の手術や高度医療を伴う病気や専門的な検査を受け持つということになります。

現状はまだまだでしょうか?初診料が高いという苦情をよく言われますので、すぐに市民病院に出かける市民もかなり多いようです。また、転勤が多い勤労者には、診療所の案内なども必要かもしれません。

かかりつけ医を決め、そこの紹介で総合病院で専門的な医療を受けるということについて、市民が、しっかり理解出来るように、また家庭医の問題点を知るためにも、じっくり腰を据えて説明し意見を聞いていく必要があるな!と思いながら帰路につきました。

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2010年7月26日 (月)

小児科を守る会

H221_2 世の中には想像できない様なことが、ままあります。24日の「地域医療を考える」講演会の基調講演のⅡ、「県立柏原病院の小児科を守る会」の取り組みは、久しぶりに私の脳を大きく揺さぶってくれました。

兵庫県の丹波市という人口11万と少しの市にある県立柏原病院は2007年4月、小児科医2名のうち一人が院長に就任したところ、残った一人が辞意を表明。衝撃を受けた市民は、記事を書いた記者が呼びかけた座談会に集まりました。

病院の責任を追及する声が上がる中、一人の主婦が「深夜の夜間救急で子どもが治療を受け、その時に気づいた夜間救急のあと、そのまま次の日の診療に向かう小児科医の姿」を体験談として語り、小児科医を攻めたらあかんという気持ちを会場に集まった人たちに伝えました。

それが集まった市民の気持ちを「小児科医が減っていくのは住民にも責任がある、小児科医を守る活動をしよう」という方向に変えることになりました。

子どもを持つ主婦が中心となって市民運動が始まりました。彼女たちは、県に対し柏原病院の小児科医を確保するための署名運動を進める一方、市民への呼びかけを始めたのです。それは、

①コンビニ受診をやめてかかりつけ医にいこう
②お医者さんに感謝の気持ちを伝えよう

というシンプルだが、暖かい気持ちのこもった内容です。そして、小児科外来窓口に「ありがとうポスト」を設置。集まったメッセージを廊下に掲示したあと、アルバムにしてお医者さんに贈っています。

そうした活動が行政はもちろん、医師の気持ちを動かしました。現在、県立柏原病院の小児科には4人の先生が働いています。しかし、小児科以外ではまだまだ医師不足は続いていますし、日本全体として意志が少ない状態であるため、ちょっとしたことで医師不足になる状況からは変わっていません。

「兵庫県立柏原病院の小児科を守る会」では、子育て世代向けの「ママのおしゃべり救急箱」という活動に力を入れています。
地域医療を身近に感じてもらうことと合わせ、医療がかならずしも万能ではなく、子供や環境によってうまくいくこともそうでないこともあるという不確実性を持っていることを知らせ、医師に過大な負担を掛けるのではなく、医者と市民が一緒になって地域医療を推進していく活動を進めています。

守る会の会長をしている丹生さん(普通の主婦の方です)は、「住民と医療者(医者や看護師のことです)は鏡のような関係です。どちらかが良くなると、もう一方も良くなる」と、活動を振り返りながらおっしゃっていました。

ひとりの医者が一人前になるのには10年かかるそうです。今、医者を増やすために医学部の定員を増員しても、人数として増え始めるのは10年後ということです。医者だけが医療者ではなく、看護師や医師の支援をする事務体制も含めた病院の強化が必要になると言われています。
私たち住民も、かかりつけ医と総合病院の正しい使い方をすることはもちろん、日頃の健康管理が重要です。

医療を考えることは、これからの地域を考えることになります。心が動く素敵な講演会でした。主催者と講演していただいた方々に感謝です。ありがとう。

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2009年12月 8日 (火)

公立病院

民生病院委員会がありました。委員会では補正予算と国民健康保険税の条例改定の2件が議題。補正予算は、生活保護の増加による修正、外国人の生活保護が増加しているという状況です。せっかく日本に来て、生活保護を受けている外国人の気持ちはどんなでしょうか?自分が外国に働きに行って・・・、生活保護を受けるくらいなら恥ずかしいけれ日本に帰ってくると思いますが、どうでしょうか?察するに余りある部分もあると思います。

そして、インフルエンザ対策費用が、民生(福祉のこと)病院に関係する補正予算。
国民健康保険税に関する条例は、今年から、株式の譲渡損失が繰越できるようになり、それを踏まえた所得計算の変更・・・で良かったかな?分かりにくいですね。

株で損したらその後3年間の合計でプラスになるまで税金払わなくてよいということ、また、その所得計算が国保にも適用されるということのようです。株の売買を活発にしようという施策。経済対策としてはありと思いますが、個人的には、もう少し株などの金融商品の売買に秩序を設けるべきと思いますがどうでしょう。

さて病院です。

自民党の経済対策:地域医療再生基金が政権交代で見直しになったため、県の部局で再検討をしているという報告がありました。

当初、静岡県中東遠地域で100億円程度の基金をもとに、掛川・袋井新病院の資金を中心に、磐田市立病院のがん病棟の整備にも充当する予定でした。
見直しにより、国の支援では何ともならないので、自主財源で、がん治療機器の更新や病棟の整備を進めようと考えているという報告です。

今、中東遠には、磐田・掛川・袋井・菊川・森・御前崎と6つの公立総合病院があります。
磐田が最も医師・看護師・患者数すべてで優れているということですが、その磐田でも入院患者はここ数年減少傾向にあります。他の病院は大変な状況のようです。そんな状況下、掛川・袋井が合併した新病院への期待も高いようです。

がしかし、磐田市立病院の平成20年度の決算は、税金から14億円の繰り入れをしても赤字決算です。中東遠の他の病院は、データを見ていませんが、磐田市が一番健全ということですからさらに厳しい状況でしょう。
こんな中で、新しい病院の建設や設備の導入ばかりしている政策が果たして良いのでしょうか?
一方で、医師不足・看護師不足があります。設備が充実していて、しっかりした診療が出来るところに医師は集まってきます。医師争奪戦です。磐田市民病院はその競争で勝ち組になっています。病院ですから、医者がいてしっかり治療してくれるところが良いに決まっています。
この知恵の輪のような問題と課題を解きほぐしていかないと病院の方向性は見出せないようです。

まだまだ分からないことが多いので安易によし悪しを簡単に判断できません。少し時間はかかると思いますが、子供たちの安心のため、病院の問題には、根気よく丁寧に実態を調査しながら取り組んでいきたいと思います。

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2009年8月25日 (火)

行政視察その3(市立病院)

川口市立医療センターは、昭和22年に国民健康保険直営病院として発足し、昭和26年には市立病院として再スタートをした歴史のある公立病院です。医師が91人、病床が539床の、大変大きな病院です。

Photo 地域の診療所とのネットワークを整備しながら、救急医療・初期医療をしっかり出来る総合病院としての機能を強化しているということです。
累積赤字は14億ということですが、過去の蓄えもあることから、市の補助が少ない(一般的な市町立病院と比較し)なかでも、当面は何とかやっていけるという説明。本年、もしくは来年度には黒字経営が出来るよう経営計画を立てています。

医師不足については、首都圏の病院であることから、4つの大学と連携している、高校生のボランティアを募り、将来の医師育成に努力、保育園は24時間体制、看護学校を併設している、さらに大学にいって就職あっせん活動をしている。など環境に恵まれていることに加え、努力も怠らない姿勢で、継続的な医師の確保が出来ているという説明でした。

最後に、病院長がすばらしい。病院のどこへ行っても医師、看護師、職員の挨拶が気持ちいい。きれいで清潔。休日には音楽会なども、玄関ホールで開催。など、病院長を筆頭に、患者さんや市民に気持ちよく使ってもらおうという意識が、態度や行動に表れていることが、この病院の一番の特徴です。

帰りには、一人ひとりに握手しながらお礼をしていただいた病院長の笑顔が印象的でした。(本当はこちらがお礼する立場なのに・・・!)

人の情熱で、組織も社会も活性化します。視察から帰って、総選挙に汗を流す毎日になっていますが、情熱のある誠実な人に政治を託さなければ日本は良くなりません。「小山」さんも、その一人。政策は重要ですが、それを実現しようと努力する情熱と行動力、批判に耳を貸し、修正する勇気と誠実さを持った人の力が最も重要ですね。

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